うだるような暑さが続く日本の夏。特にご高齢の方や持病をお持ちの方にとって、熱中症は命に関わる深刻な問題です。
私たちすけさん訪問看護ステーションでは、皆様が安心して夏を過ごせるよう、ご自宅でできる熱中症対策の基本を、イラストを交えてご紹介します。
なぜ熱中症になるの?
人間の体は、汗をかくことや皮膚から熱を逃がすことで体温を調節しています。しかし、気温や湿度が高い環境に長時間いると、この体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもってしまいます。これが熱中症です。
予防の三本柱!
① 基本は「水分・塩分補給」から
「のどが渇いた」と感じた時には、すでに体内の水分が不足しています。のどが渇く前に、こまめに水分を摂ることが大切です。
こまめな水分補給タイミング
- ⏰ 起床時
- 🛁 入浴の前後
- 🏃 運動の前後
- 🌙 就寝前
飲み物:基本は水やお茶で十分です。たくさん汗をかいた時は、スポーツドリンクや経口補水液で塩分も一緒に補給しましょう。
② 食事で夏バテ&熱中症予防
バランスの良い食事は、夏を元気に乗り切るための基本です。特に朝食をしっかり摂ることで、日中の活動に必要なエネルギーと水分を補給できます。
🐖ビタミンB1(豚肉、うなぎなど)
🍋クエン酸(梅干し、お酢、柑橘類など)
🥝ビタミンC(果物、野菜など)
これらの栄養素は、疲労回復を助けてくれます。
③ 涼しい環境づくりの工夫
我慢は禁物です。エアコンや扇風機を上手に使って、涼しい環境を保ちましょう。
賢いエアコンの使い方
- 🌡️ 温度設定は28℃を目安に
- ご自身の感覚だけに頼らず、温度計で室温を確認しましょう。
- 🌬️ 扇風機で空気を循環
- 冷たい空気は下に溜まりがち。扇風機で空気をかき混ぜると、部屋全体が効率よく涼しくなります。
- ⏰ タイマー機能を活用
- 夜間は、就寝後3時間以上タイマーを設定しておくと、快適な睡眠環境を保てます。
- 🧹 フィルターはこまめに掃除
- 2週間に1回が目安です。冷房効率がアップします。
- ☀️ 日差しはカーテンで防ぐ
- カーテンやすだれを活用し、窓からの直射日光を防ぎましょう。
④ 今の危険度がわかる「暑さマップ」を活用しよう
外出前や日中の活動の参考に、現在の暑さの状況をリアルタイムで知ることができる「暑さマップ」をご存知ですか?
このマップでは、熱中症の危険度を示す**「暑さ指数(WBGT)」**が、地図上で色分けされて表示されます。お住まいの地域周辺が今どのくらい危険な暑さなのかを、目で見てすぐに確認することができます。
「厳重警戒」や「危険」レベルの時には、日中の外出をなるべく控えるなど、具体的な行動の判断に役立ちます。天気予報と一緒にチェックする習慣をつけましょう。
⑤ 周囲の気づかいも大切です
ご高齢の方は、暑さやのどの渇きを感じにくくなっていることがあります。「水分は摂っていますか?」「エアコンはついていますか?」など、ご家族や周りの方が積極的に声をかけることが、熱中症の予防につながります。
私たちすけさん訪問看護ステーションのスタッフも、皆様のご自宅に伺った際には、室温の確認や水分補給のお声がけをさせていただきます。
何か気になることや心配なことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。みんなで協力して、暑い夏を元気に乗り越えましょう!
この記事は、東京都熱中症対策ポータルサイト等の情報を参考に作成しました。
より詳しい情報や、熱中症予防に役立つポスター・チラシなども掲載されていますので、ぜひご覧ください。
当ステーションでは、東京都熱中症対策ポータルサイトのリンク掲載・引用に関する許可を得ております。
●東京都熱中症対策ポータルサイト トップページ
https://wbgt.metro.tokyo.lg.jp
【参考ページ】


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