【2026年版】今日からできる!夏の熱中症対策 ~西東京市で安心・安全に過ごすために~

【2026年版】今日からできる!夏の熱中症対策 ~西東京市で安心・安全に過ごすために~

うだるような厳しい暑さが続く日本の夏。年々激しさを増す猛暑や熱帯夜は、特にご高齢の方や持病(基礎疾患)をお持ちの方にとって、命に関わる深刻な問題です。

西東京市・東伏見に拠点を置く私たちすけさん訪問看護ステーションでは、地域の皆様がご自宅や住み慣れた街で安心してこの夏を過ごせるよう、最新の猛暑対策と西東京市内の役立つ地域情報を交えた「熱中症対策の基本と実践ポイント」をご紹介します。

1. なぜご高齢の方は熱中症になりやすいの?

人間の体は、汗をかくことや皮膚から熱を逃がすことで体温を調節しています。しかし、気温や湿度が高い環境に長時間いると体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもってしまいます。これが熱中症です。

特にご高齢の方は、以下の理由から熱中症のリスクが非常に高まります。

  • 「暑さ」や「のどの渇き」を感じにくくなる(感覚機能の低下)
  • 体内に蓄えられる水分量が若い頃より減少している
  • 汗をかいて体温を下げる機能がゆっくりになる

「のどが渇いていない」「そんなに暑くない」と感じていても、体内では徐々に水分が失われ、気付かないうちに危険な脱水状態へ進んでいることが少なくありません。だからこそ、「ご自身の感覚だけに頼らない予防」が何よりも大切です。

【環境省データ】救急搬送の「半数以上が高齢者」・発生場所は「自宅」が最多!

環境省の発表資料によると、猛暑日や危険な暑さ(暑さ指数WBGT31以上)が広がった7月16日には、1日で1,950人もの方が熱中症で救急搬送されました。

  • 搬送者の「半数以上」が65歳以上の高齢者
  • 発生場所で最も多いのは「住居(自宅)」(道路や屋外よりも室内が多い)

「家にいるから安心」「自分は大丈夫」と思い込まず、室内でも冷房を適切に使用し、無理な節電を避けることが命を守る一番のポイントです。

2. 8つのアクションで、熱中症から命を守ろう!

東京都の熱中症予防ガイドラインに合わせ、今日からご自宅や地域で実践できる「8つのアクション」をご紹介します。ご自身やご家族の命を守るため、できることから一つずつ取り組んでみましょう。

アクション① 【水分・塩分補給】のどが渇く前に、時間を決めてこまめに飲む

「のどが渇いた」と感じた時には、すでに体内の水分は不足し始めています。のどが渇く前に、時計を見て決まった時間に水分を摂る「時間を決めた水分補給」を習慣にしましょう。

  • こまめな補給タイミング:起床時、毎食時、10時・15時のお茶時間、入浴や散歩の前後、就寝前
  • 飲み物の選び方:普段は水や麦茶で十分です。大量に汗をかいた時や屋外で活動した後は、スポーツドリンクや経口補水液で塩分も一緒に補給しましょう。

⚠️ 【重要】持病をお持ちの方へ 心臓病や腎臓病などの疾患により、医師から水分や塩分の摂取制限を受けている方は、自己判断で大量に飲まず、必ず主治医や私たち訪問看護師に「夏の水分補給の目安量」をご相談ください。

アクション② 【エアコンの活用】設定温度ではなく「実際の室温」を28℃以下に保つ

データが示す通り、熱中症の約4割はご自宅で発生しています。「エアコンを28℃に設定しているから大丈夫」と思っていませんか? 近年の酷暑では、直射日光や外気温の影響で設定温度を28℃にしていても実際の室温が30℃を超えてしまうケースが多発しています。

  • 夜間・熱帯夜は「朝までつけっぱなし」が安全:タイマー切れ後の室温上昇による「夜間熱中症」を防ぐため、夜間は27~28℃(またはおやすみモードや除湿)で朝まで冷房稼働させましょう。
  • 電気代を抑える省エネテクニック:風量は微風ではなく「自動」に設定し、扇風機やサーキュレーターを併用して空気を循環させると、効率よく涼しくなり電気代も抑えられます。

アクション③ 【室温・湿度の確認】温度計・湿度計を目の高さに置いてこまめにチェック

ご高齢になると暑さを感じる感覚が鈍くなるため、ご自身の体感だけを頼りにするのは危険です。 お部屋の直射日光が当たらない目の高さ(普段座っている場所の近く)に温度計・湿度計を設置し、「室温28℃以下・湿度50~60%」になっているかを、目で見て確認する習慣をつけましょう。

アクション④ 【外出時の工夫】日傘や帽子、涼しい服装で直射日光を避ける

外に出る際は、日傘や通気性の良いツバの広い帽子を活用し、頭や体に直射日光を当てない工夫が大切です。 服装は、麻や綿、吸汗速乾素材などの通気性が良く締め付けのない、明るい色(白やうすい色)の服を選びましょう。首元に保冷剤や冷感タオルを巻くのも効果的です。

アクション⑤ 【食事と休養】バランスの良い朝食と睡眠で夏バテを防ぎ、こまめに休む

暑さで疲れた体を回復させるには、バランスの良い食事と十分な睡眠が不可欠です。特に「朝食」をしっかり摂ることで、睡眠中に失われた水分と塩分を補給し、日中の活動エネルギーを確保できます。

  • 疲労回復のおすすめ栄養素:ビタミンB1(豚肉、うなぎ、大豆製品)、クエン酸(梅干し、お酢、レモン)、ビタミンC・カリウム(夏野菜、果物)
  • 無理は禁物:少しでも「だるい」「疲れた」と感じたら、無理をせず涼しい部屋で横になり休息をとりましょう。

アクション⑥ 【警戒情報の確認】「暑さ指数(WBGT)」や「熱中症警戒アラート」をチェック

外出時や日中の過ごし方を決める指標として、環境省や気象庁が発表する「暑さ指数(WBGT)」「熱中症警戒アラート」を天気予報と一緒にチェックする習慣をつけましょう。 一段上の「熱中症特別警戒アラート」が発表された日は、命に関わる危険な暑さとなります。不要不急の外出を完全に控え、涼しい室内で安全に過ごすことが絶対の原則です。

アクション⑦ 【涼み処の利用】西東京市の「クーリングシェルター」や「給水スポット」を活用

西東京市では、危険な暑さの際に誰でも気軽に立ち寄って涼める「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」や、マイボトル用の「無料給水スポット」を整備しています。散歩やお買い物の際は無理をせず、これらを賢く利用しましょう。

  • 東伏見エリアの涼み処:東伏見コミュニティセンター(東伏見5丁目)
  • その他エリアの涼み処:西東京市役所田無庁舎、防災・保谷保健福祉総合センター、柳沢・田無・谷戸・保谷駅前などの各公民館、田無アスタ専門店街の薬局、市内のウエルシア薬局など
  • 主な無料給水機設置場所:東伏見コミュニティセンター(1階)、西東京いこいの森公園、田無庁舎(2階)、防災・保谷保健福祉総合センター(1階)ほか市内12箇所

アクション⑧ 【周囲との声かけ】ご家族・ご近所さん同士で、室温や体調を確認し合う

ご高齢の方だけのご夫婦暮らしや、日中お一人で過ごされる時間が多い場合、ご自身で熱中症の初期症状(めまい、立ちくらみ、だるさなど)に気付くのが遅れることがあります。

  • 「お茶やお水はしっかり飲めていますか?」
  • 「お部屋の温度計は今何℃になっていますか?」
  • 「エアコンの涼しい風は出ていますか?」

ご家族やご近所の皆様、ケアマネジャー様や介護・医療サービスのスタッフなど、地域のみんなで声をかけ合い、確認し合うことが一番の防波堤となります。

3. すけさん訪問看護ステーションの取り組み

私たちすけさん訪問看護ステーションの看護師・リハビリスタッフは、西東京市(東伏見・田無・保谷等)や周辺地域のご自宅を訪問する際、以下のチェックとケアを徹底しています。

  1. バイタルサイン測定と脱水サインのチェック (血圧、脈拍、体温、皮膚や舌の乾燥具合、血色などの確認)
  2. 室内環境(温度・湿度)の確認と、エアコン調整のアドバイス
  3. 利用者様・ご家族様への具体的な水分・塩分補給の指導 (持病や心腎機能に応じた、安全で適切な摂取量の提案)
  4. お薬の管理と、夏バテ・体調変化への早期対応

「最近なんとなく食欲が落ちている」「エアコンのリモコン操作が難しくて…」「離れて暮らす親の夏の過ごし方が心配」など、少しでも気になることがありましたら、訪問看護スタッフまでお気軽にご相談ください!


「西東京市周辺で、こころのケアや訪問看護をお探しの方へ」
すけさん訪問看護ステーションでは、地域に密着した訪問看護を提供しています。お一人で悩まず、まずは地元の専門スタッフにご相談ください。

西東京市の地域の皆様が、この夏も元気に安全に過ごせるよう、私たちが全力でサポートいたします!


【引用・参考データ】

  1. 環境省・総務省消防庁
    • 『熱中症による救急搬送者数・暑さ指数(WBGT)速報資料』(公表日:2026年7月23日)
    • 環境省 熱中症予防情報サイト:https://www.wbgt.env.go.jp/
  2. 東京都熱中症対策ポータルサイト
    • 『8つのアクションで、熱中症から命を守ろう!』(啓発ポスター資料)
    • 東京都熱中症対策ポータル:https://wbgt.metro.tokyo.lg.jp/
    • (※当ステーションでは東京都熱中症対策ポータルサイトのリンク掲載・引用に関する許可を得ています)
  3. 西東京市
    • 『クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)・マイボトル給水スポット一覧』
    • 西東京市 Webサイト:https://www.city.nishitokyo.lg.jp/


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